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ラティス、製造部門の大幅な業務革新の貢献を目指し、トヨタ自動車にXVL製品群を導入

2004年9月14日

2004年9月14日、ラティス・テクノロジーは、自社が開発するXVL技術がDassault Systèmes(DS社)の全てのPLM(Product Lifecycle Management)製品群に採用されることを背景に、DS社のPLM製品を社内運用中のトヨタ自動車にXVL製品群を導入したことを発表しました。

トヨタ自動車は、生産技術・製造部門で、ラティス・テクノロジーのXVL製品群を採用し 「 XVL Studio 」 、「 XVL Web Master 」 で、組付工程の作業要領書のデジタル化や、車両検査結果のビジュアル化を支援します。一方、DS社は、ラティス・テクノロジーのXVL技術を採用し、PLM市場に向けた新フォーマット、「3D XML」(eXtensive Markup Language)を開発し、世界標準化を目標としています。

XVLは、その軽量性と精度の高さ、製品群の豊富さと導入の柔軟性から、自動車や電機など、さまざまな業界で採用が進んでおり、設計段階でのデザインレビューから、後工程におけるマニュアル作成、3Dデータ配信といった、業種を超えた幅広い部門で活用が進んでいます。

導入が進む各社で使用されているXVL製品群には、3D形状の編集や表示のための「XVL Studio」と3Dを利用したデータ配信・文書データを作成する「XVL Web Master」があります。「XVL Studio」は、主に設計部門や生産技術部門などで導入されており、3Dデータのビューイングや干渉チェック、アセンブリの編集、工程情報やアニメーションの付加などを行います。「XVL Web Master」では、自動作成したイラストデータなどとともにHTML化することで、部品表や工程表を自動生成することができるため、調達部門、製造部門などで活用されています。

一連の製品を統合して活用することで、設計部門でのデザインレビューの議事録、製造部門での作業指示書、営業・マーケティング部門に向けた製品説明資料など、3Dドキュメントの流通がスムーズになり、3Dデータが扱える部門が大幅に広がりました。XVL導入企業では、使用する用途に応じて、XVL製品を組み合わせ、さらに、データ管理システムと連携することで、3Dデータを含む全社レベルでの情報統合を実現し、顕著な生産効率の向上などの効果を上げています。

PLM とは

「PLM」(Product Lifecycle Management)は、企画から設計、生産を経て、出荷後のサポートにわたるまで、製品生産のすべての過程で、製品を包括的に管理する手法です。製品設計の「CAD」(Computer Aided Design)や、開発過程でのデータ管理に用いられる「PDM」(Product Data Management)などが、「PLM」を構成する重要な要素となっています。


用語説明

・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333

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