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ラティス、XVL 技術を JAXA へライセンス

2008年2月21日

2008年2月21日、ラティス・テクノロジー株式会社 (以下ラティス)は、独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)へ3Dデータ軽量技術XVLを技術ライセンスしたことを発表しました。

JAXAは、人工衛星のような大規模システムの上流設計を支援するフレームワーク「COMGY」(COMmon enGineering theorY)を、森下敦司氏(株式会社NTTデータ)の協力を得て開発しています。JAXAは、このCOMGYとCOMGYで利用可能なXVL 3Dビューワ「XVLViewer」の無償配布を、2008年2月18日より開始しました。

XVLは、3Dの大容量データを軽量化し、高速表示できる特徴が評価され、CADデータの大容量化の進む製造業で急速に普及が進んできました。一方、JAXAは、人工衛星の開発を効率的かつ確実に実施することを目的として、衛星設計支援システム「SMART」(SysteM design supporting software for ARTificial satellite)を開発してきました。このSMARTの基盤技術が、解析ツールや3Dビューワ等のエンジニアリングツールを統合するフレームワークCOMGYです。COMGYは、XVL 3D形状を含んだ部品情報や、システムの設計データをデータベース化し、性能値や三次元情報を解析に自動利用したり、再利用する機能を提供することで効率的なシステム設計を可能とします。

またXVLViewerは、JAXAがSMARTプロジェクトで開発した汎用3Dビューワです。COMGYは、XVL技術を採用したXVLViewerと連携することで、高速に3Dデータを表示することを可能としています。な

JAXAと森下氏は、ますます大規模化・複雑化するデータを効率よく取り扱うCOMGYを一般に公開することで、人工衛星以外の分野でのCOMGYの活用を促進し、日本の製造業の活性化に貢献していく考えです。また、ラティスは、COMGYにXVL技術を提供することで、大規模システム設計を行う製造業でのXVL技術の普及を促進し、重工業や航空機業界へのXVL事業を積極的に拡大していく計画です。


用語説明

・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333

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