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ラティス、3Dデータを利用した情報統合技術を開発。「XVL Web Master」として発売へ

2001年10月16日

ラティス・テクノロジー株式会社は、3D データと関連情報を CAD データから自動生成する技術を開発。2001 年 10 月 1 日より 3D 情報統合管理ツール 「 XVL Web Master 」 として販売を開始いたします。「 XVL Web Master 」 を利用すれば、3D データとそこから生成される 2D の描画情報、さらに部品リストなどの情報を自動的に関連付けし、これをネット配信することができます。部品リストにはユーザーの持つ独自情報を CSV という表形式で指定すれば、ユーザー情報と 3D 情報を自動的に統合することも可能。既存の情報と 3D 情報を有機的に統合することができます。部品管理、生産管理といった場面で利用されている帳票を 3D 化し、ネットワーク管理可能にします。

ラティス社では 3DCAD データを 1 / 100 から 1 / 300 に圧縮し、ネットワーク上に配信可能な超軽量化 3D フォーマット 「 XVL 」 の開発に成功し、大手自動車メーカ、電機メーカ等に採用され設計部門だけでなく、生産技術、販売、サービス、マーケティングといった企業全般で 3D を手軽に利用できる環境作りが始まっています。これまでは、 「 XVL 」 は 3D データの表示のみに利用されてきましたが、企業の基幹システムの中で利用するためには、既存の管理情報と簡単に統合できることが望まれていました。また、大手メーカーでは PDM や SCM といった大規模なシステム導入が必要でしたが、高額なコストの負担が問題となっていました。

今回開発した 「 XVL Web Master 」 により、企業内に蓄積された多様な情報と自動リンクが可能になり、設計や製造部門を始め様々な分野での 3D データの有効活用を手軽に実現可能になりました。

特に、「 XVL Web Master 」 では 3D 形状の自動分解機能をサポート、これを 2D の分解図として見やすい形で表示できます。これまでは手動で分解していたので、非常に手間がかかっていましたが、極めて低コストで 2D の分解図を作成することが可能になります。結果は XVL 、 SVG 、 HTML といった、そのままネットワークで配信可能な 3D データになるので、一般ユーザーは通常のビューワでデータを参照できます。XVL を利用するためビューワ XVL Playerはラティス社のホームページ ( https://www.lattice.co.jp/download/xvl-player/ ) から無償ダウンロードできます。

「 XVL Web Master 」は数十程度の簡単な部品からなる製品のための部品管理を対象とするツールとなっています。業種や業態によって、統合すべき情報やその見せ方は異なるので、ラティス社では業種ごとに製品をカスタマイズ、最適なソリューションを提供する考えです。 「 XVL Web Master 」 の販売はラティス社、および販売代理店を通じて平成 13 年 9 月 30 日より開始する予定です。

※ XVL Web Master 」 の製品情報はこちらのページでご確認いただけます。


用語説明

・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333

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