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ラティス、XMLベースの3D表現XVLに対応したデザインツール、ラティスデザイナー及びネット3Dアニメを実現するXVL Playerの無償公開開始

2000年4月25日

ラティス・テクノロジー株式会社は 2000 年 4 月 26 日より、ネット向け超軽量 3D 表現の XVL をデザインするツールである 3 次元デザインツール、ラティスデザイナー Ver3 と、このシステムが生成する XVL のアニメーション表示を実現した XVL Player の β 版の無償配信を開始する。ラティスデザイナー Ver3 では、Web の次世代記述言語といわれる XML(eXtensible Markup Language)をベースにした 3D 表現をサポート、形状をデザインした結果を、超軽量な 3 次元表現である XVL (eXtensible Virtual world description Language) の入出力ができる。これに JavaScript 等のスクリプト言語で動作を記述することにより、アニメーションを定義、これを Web 上に発信できるようになっている。一方、 XVLPlayer は、これをネット上で再現するためのツール。PC 上で Web 上の 3D アニメーションを簡単に再現することができる。

配布版のラティスデザイナー Ver3 では、インダストリアルデザインを支援するモデリング機能をサポートした。また、ラティスデザイナー Ver3 で採用した XVL は、表現のベースに XML を採用。Web 上のマルチメディアデータとの親和性を上げるともにアニメーションの定義も可能となった。無償ラティスデザイナー Ver3 でデザインした 3D 形状は、XVL により出力することで、ネットワーク配信が可能。ラティス社ホームページ上に、Web での 3D コンテンツの発信方法も説明している。ネット上の XVL コンテンツは、先に無償配布を開始した XVL Viewer V4 で形状を確認することができる。さらに、XVL はスクリプト言語により html から制御することで、簡単にアニメーションを再現することが可能。

一方、XVL Player はこの 3D アニメーションを再現するツールである。XVL では 3D データを非常に軽量に表現可能なので、3D アニメーションをネット越しに配信することが可能となる。XVL は形状ごとに動きを指定できるので、ラティスデザイナーでデザインされた 3D データに関し、対話的にさまざまなアニメーションを再現できる。ラティス社から販売されているラティスカーネルを利用すれば、3D CAD データを軽量化し、これにアニメーションを定義して、ネット配信することも可能。3D の表現が XML ベースとなったことで、軽量表現された 3D データとネット上のあらゆるデータとのリンクが可能となり、3D ベースのコンテンツが大きく拡大することが期待される。たとえば、CAD データを 3D デジタル保守マニュアルや、インターネット上の 3D カタログに活用することができる。イメージや映像と異なり、3D で対話的なコンテンツとすることにより非常に分かりやすい 3D ドキュメントを配信可能になる。

ラティス社では、EC サイト構築時に 3D データを利用する SI ベンダー、また、CAD ベンダーや大手製造メーカー等、多数の 3D データを蓄積しているメーカーで、3D を利用した ASP サービスを始めようとするベンダー等に対し、広く XVL を普及させていく考え。ラティスデザイナーや XVL Player は、ラティス社のネット指向 3D カーネル、ラティスカーネル Ver3 をベースに開発されている。商用には、すでにこのための支援ツールとしてラティスカーネルのライセンス供与を始めている。さらに、ラティス社では、XVL をはじめネット上でグラフィックスデータを蓄積・配信するサーバー構築支援ビジネスも開始している。

※ ラティス・テクノロジーでは現在、XVL PlyayerLattice3D Reporterなどお客様のご利用用途に応じて様々な無償 Viewer をご提供しております。


用語説明

・XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
・その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

お問い合わせ先

当プレスリリース関するラティス・テクノロジーへのお問い合わせは下記にお願いいたします。
営業統括本部 マーケティンググループ 担当:福原 / TEL:03-3830-0333

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