The New Wave of 3D Innovating
デジタル総合印刷株式会社
山田 悦志 様
CCソリューションズ推進課
CC事業企画グループ グループリーダー
イベントレポート
セミナーでの講演をレポートで公開します
事例紹介
デジタル総合印刷株式会社
山田 悦志 様
CCソリューションズ推進課
CC事業企画グループ グループリーダー
デジタル総合印刷(DPS:Digital Printing & Solutions) は、1952年創業、商業印刷から始まり、マニュアル作成や、3D、Webの製作/開発へと事業を拡げ、現在はラティス・テクノロジー社、日立ソリューションズ、ドイツのTID Informatik社のビジネスパートナーとなり、パーツカタログ作成の3Dソリューション、CCSS(Catalog Creator Solutions Service)を展開している。
CCSSは、CATALOGcreator®、XVL、そしてデジタル総合印刷が独自で開発したCPI(Control Program & Interface)から構成される。
XVLは、軽量性という特性を生かし、設計、販売、生産、設計変更、アフターサービス、教育といったような様々なビジネスの領域/事象で広く利用されており、多くの導入顧客においてワンソース、マルチユースが実現されている。XVLを活用するCCSSも同様に、ワンソース、マルチユースで展開される。
2D/3Dパーツカタログ製作に必要な代表的な4つの課題は以下の通りである
1.アフターパーツ用に設計データの構成を変更する必要がある。
2.アフターパーツ用に2Dイラスト分解図を作成する必要がある。
3.オンライン環境だけでなく、オフライン環境でも利用できるパーツカタログを簡単に作成する必要がある。
4.3次元データからの設計情報漏洩対策を施す必要がある。
これらの4つの課題をCCSSは次のように解決する。
1.アフターパーツ用に設計データの構成を変更する必要がある。
⇒設計構造のXVLと企業のS-BOM(パーツリスト)を参照し、両者を連携させることで自動的に、設計構造XVLをパーツリスト構成のカタログとして再構成が可能。
2.アフターパーツ用に2Dイラスト分解図を作成する必要がある。
⇒自動でパーツリスト構成での風船番号付きの2Dイラスト分解図の生成が可能。 CPIはXVLと連携をとり、動的に最適な設定ファイルを生成しながら、
・分解図イラスト
・引き出し線
・風船番号
・クロスリンク(相互リンク)等
を自動で生成する。
3.オンライン環境だけでなく、オフライン環境でも利用できるパーツカタログを簡単に作成する必要がある。(オフライン環境でのメンテナンス作業等によるパーツカタログ利用が想定される。)
⇒Webで公開可能な形式だけでなく、端末のローカル上で実行可能な形式での、3Dモデル+2D分解図+パーツリスト+必要情報を備えた、電子パーツカタログを自動生成する。また、2D分解図+パーツリストをPDF形式で自動生成することも可能。
4.3次元データからの設計情報漏洩対策を施す必要がある。
⇒3次元データでは、機密性の高い設計データが含まれる場合があり、情報漏洩に対するセキュリティー対策は必須要項となり、暗号化、利用者(オンライン)認証、パスワード認証といったセキュリティー対策を自動で付与することが可能。
CCSSは、2次元CADデータや現物(印刷物)からのハードスキャンドデータ等のレガシーデータへも対応が可能。既存もしくはこれから作成を予定している3Dデータから作成されたカタログと、レガシーデータから作成されたカタログを混在することが可能な為、過去の資産を有効に活用することが可能となる。
2次元データからのカタログ用データ作成に大きな効果を持つモジュール(CC HotSpotEditor+)が用意されている。このツールは手動では手間のかかる2Dデータ上の風船番号へのHOTSPOT(リンク情報)の付与を強力にサポートするツールである。これにより膨大な過去データを容易に処理し、カタログデータとして利用が可能となる。
・多彩なイメージフォーマットへの対応
DXF形式、DWG形式などの2D CADのフォーマットやPDF、TIFF、PNG、JPEG等、多様なイメージフォーマットの読み込み、HOTSPOT(リンク情報)の作成が可能。
・分解図イメージ上の風船番号の自動認識
分解図PDFなどに埋め込まれた文字情報やOCR機能でラスタ-データから取得した文字情報より風船番号やその位置情報を自動で認識し、HOTSPOT(リンク情報)の付与が可能。
・Web用軽量フォーマットでの出力機能
多彩な出力形式に対応しているが、Webパーツカタログ用として軽量なSVG※1形式での出力が可能。 ※1:SVGとは、XMLベースの2Dベクター画像記述言語です。2001年9月にWeb技術の標準化団体であるW3Cより勧告として公開され、InternetExplorer, Firefoxなどの主要なモダンブラウザで採用。高品質のグラフィックで、かつファイルサイズが小さいのが特徴。
CPIは、CATALOGcreator®を日本で展開する際に、様々なお客様の意見を聞き、より簡単に、そして有効にCATALOGcreator®を利用してもらうために独自で開発されたインターフェイスプログラムになる。 CPIを利用することで、CATALOGcreator®自体にカスタマイズを加えずとも、より簡易に、より便利に、より自由に使用することができる。
舶用、陸用、車両用のディーゼルエンジン、ガスエンジン、ガスタービンの製造をされている新潟原動機では、製造する製品の、トップのASSYの部品数およびデータ量が膨大になることから、軽量XVLを導入しており、更なる効果を得るためCCSSを導入した。 新潟原動機においても、パーツカタログ製作を自働化、ワンソース、マルチユースでデータの展開を行っている。
CCSSを導入することで、設計者側がアフターパーツカタログ用にデータ構成を組みなおす必要が無く、 工数が膨大にかかることから実現が難しかった納品先別のパーツカタログの作成を実現した。 パーツカタログ用のマスターデータ化により、データの正規化も図られた。現在の自動処理では望めない品質を要求される分解図イラストの作成は、CCSSのセミオートイラスト生成方式を利用して省力化と高品質を実現させている。
パーツカタログ作成ソリューション CCSSは、パーツカタログ作成時に直面する課題を洗い出し、顧客の要望・環境にマッチした自動化・省力化ソリューションをCATALOGcreator®を中心に提供し、容易に解決する。
XVL 3次元ものづくり支援セミナー2015
講演レポート
CAD・BOM連携およびナレッジマネージメントがもたらすエンジニアリングチェーン革新
株式会社図研
プリサイト事業部 常務取締役 事業部長 上野 泰生 様
3D活用からPLMデータ活用時代へ – 超大容量3Dデータが拓く未来 –
ラティス・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 鳥谷 浩志
「 ものづくり技術・匠の技能 」発揮による XVL データの活用
トヨタ自動車株式会社
試作部 企画総括室 室長 彦坂 栄二 様
ものづくりの理想と現実をコネクトする3D 活用 ・・・XVL の導入からパイプラインの構築まで
株式会社KCM
製造部 生産技術課(兼)プロジェクト部 基幹職 兼本 康生 様
技術伝承を実現する真のテクノロジーとは
株式会社日立ソリューション
プロダクトソリューション事業本部 プロダクトマーケティング本部 マーケティング推進部 課長 主任技師 松本 匡孝 様
The New Wave of 3D Innovating
デジタル総合印刷株式会社
CCソリューションズ推進課 CC事業企画グループ グループリーダー 山田 悦志 様
お客様とアルゴで一緒に考える3D活用 - 3D活用=業務改革 -
株式会社アルゴグラフィックス
営業本部 PLM第二ソリューション統括部 細谷 涼子 様
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